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[今夜から明日にかけ雪の予報]塩化カルシウムは雪を溶かす [季節]

関東甲信で、今夜から明日にかけ 

また雪が降る予報です。

14日の大雪を思い出します。

交通機関がマヒするかもしれませんから

仕事が終わったら

早く帰れる方は早めに帰りましょう!



そこで、今日は 凍結防止剤 や 融雪剤 として

知られている「塩化カルシウム」が

雪を溶かす と言われ 使用されていることについて

触れてみたいと思います。


なぜ塩化カルシウムが雪を溶かす効果があるのか…?

雪を溶かす という表現は正しくないかもしれません。


塩化カルシウムを水に溶かすと、

「凝固点降下」が起こります。

ひらたく言うと

水はふつう0℃で凍りますが、

塩化カルシウムを混ぜた水は

0℃では凍らずに、もっと低い温度でないと

凍らないという風に、物理的性質が少し変わります。


0℃よりも低い温度で凍るということは

逆に溶ける時も

0℃よりも低い温度で溶けてしまうということです。

なので、凍結防止剤として

塩化カルシウムを道路にあらかじめ撒いておけば

0℃より気温が低くなっても

路面が凍結しにくいというわけです。



ちなみに、塩化カルシウムだけでなく


塩化ナトリウム(食塩と同じ成分)

塩化マグネシウム


でも同様に凝固点降下が起こりますが、

塩化カルシウムほどに凝固点を下げる効果は

得られないので

とても寒い地域では塩化カルシウムが使われます。


塩化カルシウムなどの塩類には欠点があります。

金属やコンクリートを腐食してしまうのです。

使用の際には、パッケージにかいてある使用量を守り、

誤って車やガードレールにかけてしまったら

さびてしまうので 洗い流さなければなりません。


この腐食の問題があるため

場面によっては 塩化カルシウムなどの塩類ではなく

尿素やエチレングリコールが使用されることもあります。



まだまだ1か月以上は寒い日が続きます。

雪が降る日も多いと思いますが

大きな被害が出ずに、早く春になるといいですよね。


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